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地震対策

自分の地域の地震リスクを知る|地域別の地震対策ガイド【災害備蓄管理士監修】

更新 2026年6月25日

地震は「いつか来る」ものではなく、日本のどの地域でも起こり得るものです。南海トラフや首都直下が注目されがちですが、内陸の活断層による地震はほぼ全国に分布しています。大切なのは「自分の地域では、どんな揺れ・どんな被害が想定されるか」を知り、それに合わせて備えることです。

この記事では、まず地震の2つのタイプを押さえ、自分の地域のリスクを無料で調べる方法、そして地域を問わず今日からできる備え、最後に地域特性別の注意点を整理します。

最初に結論として、地域に関わらず優先すべきは次の3つです。

  • 家具・家電の固定(地震の負傷原因の多くは家具の転倒・落下)
  • 最低3日〜1週間の備蓄(飲料水は1人1日3L)
  • 家族の安否確認ルールを決めておく

家庭での備えの全体像は家庭の地震対策ガイドもあわせてご覧ください。

地震は「どこでも」起きる|まず知る2つのタイプ
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地震は発生場所によって大きく2タイプに分かれ、揺れ方や備えの重点が変わります。

海溝型地震(プレート境界で起こる大地震)
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海のプレートと陸のプレートの境界(海溝沿い)で発生する地震です。規模が大きく、被害が広範囲に及び、津波を伴いやすいのが特徴です。南海トラフ地震や、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震がこれにあたります。

  • 揺れが長く続き、広い範囲が同時に被災する
  • 津波のリスクが高い(沿岸部は高台避難が最優先)
  • 繰り返し発生する傾向があり、長期的な発生確率が示されている

代表例として南海トラフ地震や、その津波の到達時間・高さは別記事で詳しく解説しています。

活断層型(内陸直下)地震
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陸側のプレート内部にある活断層がずれて起こる地震です。震源が浅く近いため、突き上げるような激しい揺れが局所的に襲います。1995年の阪神・淡路大震災がこのタイプです。

  • 震源が近く、緊急地震速報が間に合わないことがある
  • 直下で激しく揺れるため、建物の倒壊・家具の転倒被害が大きい
  • 活断層は全国に分布し、「自分の地域は関係ない」とは言い切れない

都市直下で起きる代表例が首都直下地震です。

自分の地域のリスクを調べる方法
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「自分の地域がどのくらい揺れるか・何に備えるべきか」は、無料の公的ツールで確認できます。

ハザードマップポータルで揺れ・津波・液状化を確認
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国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」や、各自治体が公開するハザードマップで、住所ごとの揺れやすさ・津波浸水・液状化・土砂災害のリスクを地図で確認できます。自宅・職場・学校・実家など、生活圏の複数地点を調べておきましょう。

サイト内のツール(ハザードマップ)からも確認方法を案内しています。

J-SHIS(地震ハザードステーション)で発生確率を見る
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防災科学技術研究所が運営する J-SHIS では、住所を入力すると、その地点が今後一定期間に強い揺れに見舞われる確率や、近くの活断層の情報を見られます。会員登録不要・無料です。

簡単な手順は次のとおりです。

  1. J-SHISを開き、検索ボックスに住所を入力
  2. 表示された地図で自宅の地点をクリック
  3. 「今後30年間に震度6弱以上に見舞われる確率」などの詳細を確認

確率が高い地域はもちろん、低い地域でも「ゼロではない」前提で備えるのが基本です。

地域を問わず今日からやる備え
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どの地域でも共通して効果が高い備えが3つあります。

備えポイント
家具・家電の固定L字金具・突っ張り棒で転倒防止。寝室・出入口の家具は最優先。テレビや電子レンジも固定
備蓄飲料水1人1日3L×最低3日(できれば1週間)/食料/カセットコンロ/簡易トイレ/常備薬
安否確認ルール災害用伝言板(171/web171)や集合場所を家族で事前共有。電話が繋がらない前提で決める

あわせて、揺れによる火災を防ぐ感震ブレーカーの設置や、通電火災対策、住まいの耐震等級の確認も有効です。備蓄品の詳細は揃えておきたい備蓄品を参照してください。

地域特性別の注意点
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同じ「地震対策」でも、住んでいる地域の特性によって重点が変わります。

  • 沿岸部…津波が最大のリスク。揺れたらすぐ高台・避難ビルへ。避難経路を平時に歩いて確認
  • 内陸・直下リスクの高い地域家具固定と建物の耐震が要。緊急地震速報が間に合わない前提で「まず身を守る」習慣を
  • 都市部帰宅困難・群集事故・通電火災に注意。職場や外出先での備え、無理に帰らない判断も重要
  • 土砂災害・液状化エリア…ハザードマップで自宅の該当を確認し、避難先と経路を準備
  • 高層マンション…長周期地震動で高層階ほど大きく長く揺れる。キャスター付き家具の固定・エレベーター停止に備えた備蓄を厚めに

特に都市部では、地震直後に多くの人が一斉に移動して混乱が起きがちです。「むやみに移動を開始しない」「職場や外出先に最低限の備え(履きやすい靴・水・モバイルバッテリー)を置く」といった対策が、自宅の備えと同じくらい重要になります。

よくある質問(FAQ)
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Q. 南海トラフや首都直下の対象地域じゃなければ備えなくていい? A. いいえ。活断層は全国に分布し、想定外の場所で大地震が起きた例も多数あります。発生確率が低い地域でも「ゼロではない」前提で、家具固定・備蓄・安否確認の基本は行ってください。

Q. ハザードマップとJ-SHISはどう使い分ける? A. ハザードマップは「揺れ・津波・浸水・土砂」など被害の種類と範囲を地図で確認するのに向き、J-SHISは「どのくらいの確率で強い揺れが来るか」という発生確率の把握に向きます。両方見ると立体的に理解できます。

Q. 賃貸でもできる地震対策は? A. 突っ張り棒や粘着マット、家具配置の見直し、ガラス飛散防止フィルムなど、壁に穴を開けずにできる対策が多くあります。寝室に背の高い家具を置かないだけでも効果的です。

Q. 緊急地震速報が鳴ったらまず何をする? A. 「まず身を守る」が最優先。頭を守り、姿勢を低くし、家具や窓から離れます。火の始末や避難は大きな揺れが収まってから(揺れの最中にコンロへ近づくのは転倒・やけどの危険)。活断層型では速報が間に合わないこともあるため、日頃から身を守る動作を習慣化しておきましょう。

Q. マンションの高層階は戸建てより安全? A. 倒壊リスクは低い一方、長周期地震動で高層階ほど大きく長く揺れ、家具の移動・転倒が起きやすくなります。停電でエレベーターや給水ポンプが止まり、断水・移動困難になることもあるため、家具固定と多めの備蓄(水・簡易トイレ)が重要です。


この記事の関連ページ
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出典・参考(公的機関)
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