ビジネスメール・文書のマナー

議事録テンプレート集|社内会議・商談・トラブル対策会議

このページの要点

議事録の基本構造と、社内会議、商談、トラブル対策会議などのテンプレートを収録。決定事項、宿題、期限を漏れなく残す書き方を確認できます。

議事録は「誰が」「いつまでに」「何をするか」を確定させる文書です。発言録ではなく、会議で決まったこととやるべきことを残すことが目的です。

まず押さえること

議事録は「決定事項・宿題・期日」を最優先で残します。発言の細部より、誰が何をいつまでにやるかが書かれていない議事録は意味がありません。会議後24時間以内に共有するのが原則です。

議事録の基本構造

要素内容
日時開催日時(開始〜終了)
場所会議室・オンラインツール名
参加者出席者・欠席者を明記
議題議論したテーマ
決定事項何が決まったか
宿題誰が、いつまでに、何をするか
主な議論どんな意見が出たか(要約)
次回次の会議の予定

「発言録」と「議事録」は別物です。誰が何を発言したかを全部書く必要はありません。決まったことと次の行動を残すのが議事録です。

社内会議の議事録テンプレ

【議事録】○○会議 ○月○日

■ 開催情報
・日時:○月○日(○)○:○○ - ○:○○
・場所:○○会議室/オンライン(○○)
・記録者:○○

■ 参加者
出席:○○、○○、○○、○○
欠席:○○(○○のため)

■ 議題
1. ○○について
2. ○○について
3. ○○について

■ 決定事項
1. ○○を○○の方針で進める
2. ○○の予算を○○円に決定
3. ○○の納期を○月○日に変更

■ 宿題(ToDo)
| 担当 | 内容 | 期日 |
| --- | --- | --- |
| ○○ | ○○の資料作成 | ○月○日 |
| ○○ | ○○の確認 | ○月○日 |
| ○○ | ○○の社外調整 | ○月○日 |

■ 主な議論(要約)
・○○について
  - ○○の意見:○○
  - ○○の意見:○○
  - 結論:○○の方針で進めることに決定

・○○について
  - 今回は結論を保留。次回までに○○を調査することで合意

■ 次回会議
・日時:○月○日(○)○:○○ -
・議題:○○の進捗確認、○○の決定

商談・取引先との打ち合わせの議事録

社外との打ち合わせは、議事録を共有することが取引の合意確認になります。先方にも送り、内容に齟齬がないか確認を取ります。

【打ち合わせ議事録】○○株式会社 ○月○日

■ 開催情報
・日時:○月○日(○)○:○○ - ○:○○
・場所:○○株式会社 ○○会議室
・記録者:○○(株式会社○○)

■ 参加者
○○株式会社:○○様(部長)、○○様(担当)
株式会社○○:○○、○○

■ 議題
1. ○○のご提案について
2. 今後のスケジュールについて

■ 主な合意事項
1. ○○の方向性については、貴社のご意向に沿って進める
2. 次回までに、当社より以下の資料をご提供する
3. 契約形態については、○○の方式で検討する

■ 当社からの宿題
| 担当 | 内容 | 期日 |
| --- | --- | --- |
| ○○ | ○○提案書(v2)の送付 | ○月○日 |
| ○○ | ○○の見積もり提示 | ○月○日 |

■ 貴社よりお預かりした事項
| 内容 | 期日 |
| --- | --- |
| ○○の社内ご検討結果のご回答 | ○月○日 |

■ 主な議論(要約)
・○○について:貴社より○○の懸念ご指摘。当社にて○○の対応を提案
・○○について:両社で○○の認識を確認

■ 次回打ち合わせ
・日時:○月○日(○)○:○○ -
・場所:オンライン
・議題:○○のご提案、○○のご回答

──────
本議事録に齟齬がございましたら、○月○日までにご指摘ください。
特にご連絡なき場合は、上記内容で合意いただいたものとします。

最後の一文で**「特に連絡がなければ合意」**とすると、相手が無視した場合のリスクを下げられます。

トラブル対策会議の議事録

トラブル対策では、決定事項を明確にし、再発防止を時系列で残すことが重要です。

【議事録】○○トラブル対策会議 ○月○日

■ 開催情報
・日時:○月○日(○)○:○○ - ○:○○
・場所:○○会議室/オンライン
・記録者:○○

■ 参加者
○○部長、○○、○○、○○

■ 議題
1. ○○トラブルの経緯確認
2. 暫定対応の確認
3. 恒久対応・再発防止策の決定

■ 経緯(確認した時系列)
・○月○日 ○時 ○○を検知
・○月○日 ○時 ○○を実施
・○月○日 ○時 事象収束

■ 原因
(議論で確定した原因。仮説の段階なら明示)

■ 決定事項
1. 暫定対応として○○を継続実施
2. 恒久対応の方向性を○○とする
3. ○○の責任者を○○とする

■ 宿題(ToDo)
| 担当 | 内容 | 期日 |
| --- | --- | --- |
| ○○ | ○○の改善対応 | ○月○日 |
| ○○ | ○○の影響範囲調査 | ○月○日 |
| ○○ | ○○の顧客への報告書作成 | ○月○日 |

■ 次回会議
・日時:○月○日(○)○:○○
・議題:恒久対応の進捗確認

議事録を取るときのコツ

会議中にメモを取りながら骨子を作る

会議が終わってから一から書くと時間がかかります。会議中に以下の点をリアルタイムにメモすると、終了後すぐ清書できます。

  • 決定事項(「○○することに決定」と明示された瞬間)
  • 宿題(「○○さん、○○お願い」と発言された瞬間)
  • 期日(「○日まで」と発言された瞬間)

「決定」と「保留」を分ける

会議中の発言には、決定したものと、まだ決まっていないものが混在します。両者を明確に区別して書きます。

■ 決定事項
1. ○○の方針で進める

■ 保留事項(次回までに整理)
1. ○○について、追加情報を確認のうえ次回判断

期日と担当を必ず書く

「○○の確認をする」だけでは、誰がいつまでにやるか不明です。「○○さんが、○月○日までに、○○の確認をする」まで書きます。

会議の翌日(24時間以内)に共有する

時間が経つほど、参加者の記憶は薄れ、訂正が入りにくくなります。会議後すぐに共有し、修正要望を受け付けます。

議事録の共有

共有手段場面
メール社内・社外で正式な記録として残す
社内wiki/Confluence/Notion部署内・継続的なプロジェクト
チャット簡易な会議(共有は履歴に残す)

社外とのやり取りでは、必ずメール本文+PDF/Wordの議事録を添付します。後で参照しやすく、改ざんもしにくくなります。

NG/OK 早見表

議事録で注意したいポイント

場面NGOK
記録範囲全発言を録音と同じ精度で書く決定事項・宿題・主な議論の要約のみ
ToDo「○○の対応をする」「○○さんが、○月○日までに、○○をする」
共有「来週まとめます」会議翌日(24時間以内)に共有
社外議事録を作らずメモだけで終わる議事録を共有し「○日までにご指摘なければ合意」と添える
書き手の意見「○○さんの発言は的外れ」議事録に書き手の主観は入れない

議事録ツールの選び方

近年は議事録作成にAI文字起こし・要約ツール(Notta/Otter/Zoom AI Companion など)が使われています。便利ですが以下に注意します。

  • 機密情報の取り扱い:契約・人事・取引情報を含む会議では、ツールのデータ保存ポリシーを確認
  • 録音の事前合意:参加者全員に録音・AI処理の同意を取る
  • 要約の二重チェック:AI要約をそのまま使わず、必ず人が確認・修正してから共有

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会議の進め方や報連相は社内コミュニケーション、業務報告のフォーマットは業務報告フォーマット集を参照ください。

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最後に確認

  • 決定事項を明確に書く
  • 宿題は「担当・内容・期日」の3点セットで書く
  • 「決定」と「保留」を分ける
  • 会議翌日(24時間以内)に共有する
  • 社外との議事録には「○日までにご指摘なければ合意」を添える
  • AI議事録ツールを使う場合、事前合意と機密配慮を確認する
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