席次・席順のマナー

場所別席次ガイド:エレベーター・車・会議室・応接室

このページの要点

エレベーター、タクシー、社用車、会議室、応接室、和室の席次ルールを、上座・下座の考え方と例外も含めて解説します。上座・下座で迷いやすい場面もあわせて確認できます。

「どこが上座か」は場所によってルールが変わります。接待・訪問・外出時に即座に判断できるよう、場所別のパターンをあらかじめ頭に入れておきましょう。

まず押さえること

場所別の席次の基本は以下の通りです。エレベーターは操作ボタン前が下座、タクシーは運転席の後ろが最上座、会議室の長テーブルは入口から遠い中央が上座、応接室のソファは奥・窓側がゲストの上座、和室は床の間に最も近い席が最上座です。

エレベーターの席次

エレベーターでは、操作ボタンの前(最も不便な場所)が下座です。自社の人間が操作係になり、ゲストを奥の上座に案内します。

エレベーター内を10×10のマス目に分け、操作ボタン前を下座、奥側を上座として示した席次図
エレベーターでは、操作ボタン前を自社側が受け持ち、ゲストを奥側に案内します。

乗り込む際はゲストを先に案内し、自分は「開」ボタンを押しながら最後に乗ります。降りるときは、ゲストを先に出すため「開」ボタンを押しながらドアを保持します。「どうぞ」と一言添えて先に降りてもらいましょう。

タクシー・社用車の席次

タクシーと社用車(自社の社員が運転)では、席次のルールが異なります。ここでは日本で一般的な右ハンドル車を前提にしています。

日本の右ハンドルタクシーを10×10のマス目に分け、運転席後ろを最上座として示した席次図
タクシーでは、運転席の真後ろが最上座、助手席が下座です。
自社社員が運転する右ハンドル車を10×10のマス目に分け、助手席を上座として示した席次図
自社社員が運転する社用車では、助手席を上座とする考え方があります。

社用車の場合、運転者への敬意から助手席が上座とする考え方が一般的ですが、会社や状況によって異なる場合もあります。不明な場合は社内の慣例に合わせてください。乗り降りの際は、ゲストへの「どうぞ」の一声と、ドアの開閉サポートも忘れずに行います。

会議室の席次(長テーブル・丸テーブル)

会議室を10×10のマス目に分け、入口から遠い側にゲスト席、入口側に自社席を配置した席次図
会議室では、入口から遠い側をゲスト席、入口に近い側を自社席として考えます。

自社と来客が向かい合うレイアウトの場合、入口から遠い側がゲスト席です。自社側は入口に近い側に座ります。丸テーブルの場合も、入口から最も遠い席がゲストの上座です。

応接室の席次

応接室を10×10のマス目に分け、窓側にゲスト席、ドア側に自社席を配置した席次図
応接室では、10×10のマス目で見ると、窓側にゲスト席、ドア側に自社席を置く関係が分かりやすくなります。

ゲストには奥・窓側のソファを案内します。自分たちはドアに近い側のソファに着席します。ゲストを先に座らせてから自社側が座るのが礼儀です。お茶やお菓子を出す際も、ゲストの上座から順番に提供します。

和室の席次(床の間基準)

和室を10×10のマス目に分け、床の間に近い席を最上座、出口に近い席を自社側として示した席次図
和室では、床の間に近い席が上座、出口に近い席が自社側です。

和室では床の間に最も近い席が最上座です。床の間がない場合は、出口から最も遠い席が上座になります。座布団の扱いにも注意が必要です。ゲストが来る前に座布団を用意し、自分が座る際も座布団を踏まないよう横から入るのが基本マナーです。

最後に確認

  • エレベーターでは操作ボタン前(下座)に自社側が立っている
  • タクシーではゲストを運転席後ろ(最上座)に案内している
  • 社用車では自社社員が運転する場合、助手席が上座になることを把握している
  • 会議室では入口から遠い中央側がゲストの上座であることを確認している
  • 応接室ではゲストを窓・奥側のソファに案内している
  • 和室では床の間に最も近い席がゲストの上座であることを把握している
  • 席次が不明な場合は「こちらへどうぞ」と相手に先を促している
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