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避難所に持っていくもの最低限リスト|本当に必要な持ち物を厳選

更新 2026年4月10日

避難所で本当に必要なものとは
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深夜の地震。建物がきしむ音に飛び起きて、「避難所に行かないと」と判断した。でもリュックに何を詰めればいいか分からず、とりあえず財布とスマホだけ持って家を出た――。

これは2024年の能登半島地震で実際に多くの方が経験した状況です。「何を持っていけばいいか、事前に決めていなかった」という後悔の声を、防災士として何度も聞きました。

避難所への持ち物は「最低限」が大事。大量の荷物を抱えては逃げ遅れるリスクがあります。本当に必要なものだけを厳選して、すぐ持ち出せる状態にしておくこと。それが命を守る準備です。

避難所で支給されるもの・されないもの
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避難所に行けば何でも揃うと思われがちですが、現実はそうではありません。

支給される可能性が高いもの

  • 飲料水(給水車が来る場合)
  • おにぎり・パン等の食料(発災後数日以降)
  • 毛布(数に限りあり)

支給されない、あるいは不足しがちなもの

  • 常備薬
  • 生理用品
  • おむつ・ミルク
  • 着替えの下着
  • 衛生用品(歯ブラシ・ウェットティッシュ)
  • スマホの充電手段
  • アレルギー対応食

内閣府の「避難所運営ガイドライン」(2016年)でも、避難所の物資は「最低限の生命維持に必要なもの」が優先とされています。個人的に必要なものは、自分で持参する前提と考えてください。

特に常備薬。これは避難所ではまず手に入りません。処方薬を服用している方は、最低3日分を防災リュックに入れておくのが鉄則です。

「最低限」の基準と考え方
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避難所持ち物の「最低限」とは、避難所に支給物資が届くまでの1〜2日を乗り切れる量が目安です。

リュック1つに収まる量。重さは大人で5〜7kg、女性やお年寄りなら3〜5kgが無理なく背負える上限。これを超えると避難行動そのものに支障が出ます。

避難所持ち物リスト【必須】
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水・食料・常備薬
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アイテム量の目安備考
飲料水500ml × 2〜3本ペットボトルが持ち運びやすい
食料3食分カロリーメイト・えいようかん等の軽量品
常備薬3日分以上処方薬は主治医に予備処方を相談
お薬手帳のコピー1枚原本でなくスマホの写真でもOK

食料は「軽くてカロリーが高い」ものを選ぶのがポイント。缶詰は重いので、避難所用の持ち出し袋には不向きです。えいようかん(井村屋)は1本171kcalで、非常にコンパクト。私の防災リュックには常に5本入っています。

貴重品・身分証明書のコピー
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  • 現金:小銭を含めて1〜2万円。停電でキャッシュレス決済が使えない場合に備える。特に10円・100円硬貨は公衆電話用に重要
  • 健康保険証のコピー
  • 運転免許証のコピー(本人確認用)
  • 銀行口座・保険証書のメモ
  • 家族の連絡先メモ:スマホが使えなくなった場合に備え、紙にも記録

「コピーなんて…」と思うかもしれませんが、被災後に身分を証明できないと、支援を受けるのに時間がかかります。避難所の受付でもスムーズに手続きができます。

衛生用品・着替え
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  • 歯ブラシ・歯磨き粉(旅行用の小さいもの)
  • ウェットティッシュ:手指の清潔に必須。大判タイプが便利
  • マスク:感染症対策。避難所は密になりやすい
  • 下着の替え:最低1〜2枚
  • タオル:1〜2枚。手拭い兼用で
  • ビニール袋(大・小各数枚):ゴミ入れ・汚れ物入れに万能
  • トイレットペーパー(芯を抜いてつぶすとコンパクト)

避難所で一番困るのは衛生面だと、多くの被災経験者が語っています。特にウェットティッシュは「いくらあっても足りない」というのが共通の声。100均の大容量パックでいいので、多めに入れてください。

あると助かるプラスアルファの持ち物
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プライバシー確保グッズ
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避難所の体育館やホールでは、見知らぬ人と隣り合わせで過ごすことになります。

  • アイマスク・耳栓:睡眠の質を確保するのに効果絶大
  • 大判のストール・ブランケット:着替え時の目隠しにもなる
  • 携帯スリッパ:避難所の床は冷たく硬い。土足禁止エリアでの移動に

2016年の熊本地震で避難所を訪問した際、最も多かった要望が「プライバシーの確保」でした。仕切りがない空間で何日も過ごすストレスは想像以上に大きい。アイマスクと耳栓だけでも、だいぶ楽になるんです。

子ども・高齢者向けの追加アイテム
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子ども(乳幼児)

  • おむつ(3日分以上)
  • おしりふき
  • ミルク・液体ミルク・哺乳瓶
  • お気に入りのおもちゃやぬいぐるみ(安心材料として重要)
  • 母子手帳のコピー

子ども(幼児〜小学生)

  • お菓子(ストレス軽減に)
  • 暇つぶしグッズ(折り紙・ノート・色鉛筆)
  • 上履き(避難所の体育館で走り回ることも)

高齢者

  • 常備薬(絶対に忘れない)
  • 入れ歯・入れ歯洗浄剤
  • 補聴器の予備電池
  • 老眼鏡の予備
  • 杖(折りたたみ式があると収納しやすい)

高齢の親御さんの防災リュックを用意する場合、中身の総重量を3kg以下に抑えることを意識してください。重すぎると持ち出せず、結局置いていくことになります。

持ち出し袋の作り方と置き場所
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リュックの選び方
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避難用の持ち出し袋はリュックサック一択です。両手が空く状態でないと、暗闘の中の移動や瓦礫の回避ができません。

選び方のポイント

  • 容量:20〜30リットルが目安。大きすぎると詰め込みすぎて重くなる
  • 防水性:雨の中の避難も想定。完全防水でなくとも撥水加工は欲しい
  • 背負い心地:肩紐にパッドが入っているもの。長時間背負っても疲れにくい
  • 反射材:夜間の移動時に車から視認されやすい

防災専用のリュックを買う必要はありません。普段使っている登山用やアウトドア用のリュックで十分。ただし、防災用と兼用していると、いざという時に「今日は会社に持っていっている」という事態になるので、専用に1つ用意しておくのがベストです。

玄関付近に置くのがベスト
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持ち出し袋の置き場所は玄関付近が鉄則です。

  • 避難時に必ず通る場所
  • 靴を履くついでに手に取れる
  • 外出中の家族以外の誰かが持ち出せる

寝室の枕元にもミニマムセット(ヘッドライト・スリッパ・ホイッスル)を置いておくと、夜間の地震で真っ暗な中でもすぐ行動できます。

私の家では、玄関の下駄箱の上に家族全員分のリュックを並べています。「あれ、防災リュックどこだっけ?」と探す時間は、災害時にはありません。家族全員が「玄関の下駄箱の上」と即答できる。この状態が理想です。

まとめ|避難所持ち物チェックリスト(印刷用)
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必須アイテム

  • 飲料水(500ml × 2〜3本)
  • 食料(3食分、軽量なもの)
  • 常備薬(3日分以上)
  • お薬手帳のコピー
  • 現金(小銭含む1〜2万円)
  • 健康保険証・免許証のコピー
  • 家族の連絡先メモ
  • スマートフォン + 充電器 + モバイルバッテリー
  • 懐中電灯(予備電池付き)
  • 歯ブラシ
  • ウェットティッシュ
  • マスク(3〜5枚)
  • 下着の替え(1〜2枚)
  • タオル
  • ビニール袋(大小各数枚)
  • トイレットペーパー(芯を抜いたもの)

プラスアルファ

  • アイマスク・耳栓
  • 携帯スリッパ
  • レインコート
  • ホイッスル(笛)
  • 簡易トイレ(2〜3回分)
  • ラジオ(手回し充電式)

家族構成に応じて

  • おむつ・ミルク(乳幼児)
  • おもちゃ・お菓子(子ども)
  • 入れ歯・補聴器電池・老眼鏡(高齢者)
  • 生理用品(女性)

このリストを印刷して冷蔵庫に貼っておく。半年に1回、中身を点検する日を決めておく。これだけで、いざという時の安心度が格段に変わります。「なんとかなるだろう」ではなく、「なんとかする準備」をしておく。それが避難所での生活を少しでも楽にしてくれます。

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