商談を受ける側のマナー
このページの要点
提案を受ける側の商談マナーとして、聞く姿勢、質問の仕方、社内検討の伝え方、即答できないときの対応と断り方を整理します。相手の時間に配慮した伝え方もあわせて確認できます。
商談を受ける側にもマナーがあります。相手は時間をかけて提案を準備しているため、聞く姿勢、質問の仕方、検討結果の返し方が雑だと、取引前から信頼を損ないます。
まず押さえること
提案を受ける側は、「聞く」「確認する」「持ち帰る」「結論を返す」の4点を丁寧に行います。興味が薄い場合でも、放置せず早めに方向性を伝えることが大切です。
聞く姿勢
商談中は、相手の説明を遮らず、要点をメモします。資料を見ながら別作業をしたり、途中でスマートフォンを確認したりすると、相手には「聞く気がない」と伝わります。
ただし、黙って聞くだけでは十分ではありません。自社に合うかどうかを判断するために、前提条件や導入後の負担を具体的に確認します。
質問の仕方
質問は、相手を詰めるためではなく、判断材料をそろえるために行います。
| 聞きたいこと | 言い方 |
|---|---|
| 費用 | 「初期費用と月額費用の内訳を伺えますか」 |
| 導入負担 | 「当社側で必要な作業はどの程度でしょうか」 |
| 実績 | 「同規模の企業での導入例はありますか」 |
| リスク | 「導入時につまずきやすい点があれば教えてください」 |
| 契約条件 | 「契約期間と解約条件を確認させてください」 |
「高いですね」「本当に効果がありますか」のような言い方は、相手の説明を否定する印象になりやすいため避けます。
即答できないとき
商談の場で即決できないことは珍しくありません。その場合は、曖昧に期待を持たせず、検討に必要な手順と回答時期を伝えます。
本日の内容を社内で確認いたします。
〇月〇日までに、検討状況を一度ご連絡いたします。
回答時期を伝えられない場合でも、「確認後、来週中を目安にご連絡します」のように目安を置きます。
社内検討を伝えるとき
「社内で検討します」は便利ですが、それだけでは相手が次に何をすればよいかわかりません。追加資料が必要か、次回説明が必要か、いったん連絡を待ってほしいのかを添えます。
社内で比較検討いたします。
追加で確認したい点が出ましたら、こちらからご連絡いたします。
まずは〇月〇日までお時間をいただけますか。
NG/OK 早見表
提案を受ける側の対応
| 場面 | NG | OK |
|---|---|---|
| 聞く姿勢 | 相手の説明中に別作業をする | メモを取りながら要点を確認する |
| 質問 | 「高いですね」とだけ言う | 費用の内訳や前提条件を確認する |
| 検討 | 「前向きに検討します」とだけ返す | 検討手順と回答目安を伝える |
| 不採用 | 連絡せず放置する | 採用しない場合もお礼と結論を返す |
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- 提案中に別作業をしていない
- 判断に必要な質問を具体的にする
- 即答できない場合、回答時期の目安を伝える
- 追加資料の要否を明確にする
- 不採用の場合も放置せず連絡する