相見積もり・比較検討を伝えるマナー
このページの要点
相見積もりや他社比較をしているときに、取引先へ失礼なく伝える方法を整理します。価格だけで駆け引きする印象を避ける言い方も紹介します。相手の時間に配慮した伝え方もあわせて確認できます。
相見積もりはビジネスでは一般的ですが、伝え方を誤ると「価格だけで揺さぶっている」「提案を軽く扱っている」と受け取られます。比較する場合ほど、評価軸と期限を明確にすることが大切です。
まず押さえること
相見積もりを取るときは、比較中であること、判断基準、回答予定日を伝えます。価格交渉だけに使うのではなく、公平な検討のための情報整理として扱います。
相見積もりを伝える例文
現在、複数社のご提案を比較検討しております。
価格だけでなく、導入後のサポート体制や運用負荷も含めて
社内で確認しております。
〇月〇日までに検討状況をご連絡いたします。
相手に隠す必要はありませんが、他社名や他社価格をそのまま伝えるのは避けます。比較相手の情報を不用意に出すと、守秘や信頼の面で問題になります。
比較軸を明確にする
比較検討では、安さだけでなく総合的に判断します。
| 比較軸 | 確認すること |
|---|---|
| 費用 | 初期費用、月額費用、追加費用 |
| 機能 | 必須要件を満たしているか |
| 運用 | 自社側の作業負担、管理体制 |
| サポート | 問い合わせ対応、導入支援 |
| 契約条件 | 契約期間、解約条件、更新条件 |
| 実績 | 同業種・同規模での導入例 |
この軸を先に整理しておくと、相手への質問も具体的になります。
値下げ交渉の注意
「他社はもっと安いです」とだけ伝えると、相手に不快感を与えやすくなります。価格の相談をする場合は、予算条件と必要な範囲を具体的に伝えます。
社内予算との兼ね合いで、初期費用の部分を再度確認しております。
もし調整可能な範囲がございましたら、条件を伺えますか。
無理な値下げを求めるより、範囲の見直し、導入時期の分割、オプションの調整などを相談します。
比較検討の結果が出た後
採用しない場合でも連絡します。相手が見積もりや資料作成に時間を使っているため、放置は避けます。
社内で比較検討した結果、今回は別案で進めることとなりました。
ご提案とお見積もりにお時間をいただき、誠にありがとうございました。
NG/OK 早見表
相見積もりで避けたい伝え方
| 場面 | NG | OK |
|---|---|---|
| 比較中 | 「他社にも聞いています」だけ | 比較軸と回答予定日を伝える |
| 価格相談 | 「他社はもっと安いです」 | 予算条件と調整したい範囲を伝える |
| 他社情報 | 他社名や見積額をそのまま共有する | 自社の判断基準として整理して伝える |
| 結論後 | 不採用のまま連絡しない | お礼と結論を伝える |
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- 比較中であることを必要な範囲で伝える
- 価格以外の判断基準も整理する
- 他社名や他社価格を不用意に出していない
- 回答予定日を伝える
- 不採用の場合も連絡する