贈り物・季節の挨拶のマナー

取引先への贈り物で避けたいNG商品

このページの要点

取引先への贈り物で避けたい品を、縁起・意味合い、好みや体質、保管負担、コンプライアンスの観点から整理します。相手が気持ちよく受け取れる選び方もあわせて確認できます。

取引先への贈り物で大切なのは、相手に喜ばれることだけではありません。相手が受け取りに困らないこと、社内で配りやすいこと、意味合いを誤解されにくいことも重要です。

まず押さえること

避けたい品は「縁起が悪く見えるもの」「好み・体質に左右されるもの」「保管や持ち帰りの負担が大きいもの」「高額で説明しにくいもの」です。迷ったら、日持ちする個包装の食品や職場で分けやすい消耗品を選びます。

NG商品早見表

品物避けたい理由代替案
刃物「縁を切る」を連想させる菓子、飲料、タオルセット
ハンカチ別れを連想する場合があるタオル、個包装菓子
靴・靴下・スリッパ「踏みつける」と受け取られることがある文具、消耗品
櫛(くし)「苦」「死」を連想させる場合があるブラシ類以外の実用品
現金露骨な金銭授受に見えやすい会社規程に沿った品物
商品券現金に近く、受け取り規程に触れやすい少額の菓子折りなど
高額品返礼負担や利益供与の疑いにつながる相場内の消えもの
酒類飲めない人、宗教上避ける人がいるノンアルコール飲料、菓子
生もの日持ち・保管・受け取りの負担が大きい常温保存できる食品
香りの強いもの好みが分かれ、職場で扱いにくい香りの弱い日用品
服飾品サイズや好みが合わない可能性が高い汎用性の高い消耗品

縁起や意味合いに注意する

刃物、櫛(くし)、履物などは、相手との関係性や地域によって受け止め方が変わります。親しい間柄では問題にならない場合もありますが、取引先への贈答では誤解されにくい品を選ぶ方が安全です。

お祝いの場では、弔事を連想させる色や言葉にも注意します。結婚祝い、開店祝い、就任祝いなどは、冠婚葬祭の記事で扱う忌み言葉の考え方とも共通します。

好み・体質で失敗しやすいもの

酒類、ナッツ、乳製品、香りの強い菓子、健康食品は、好みや体質によって受け取れない場合があります。食品を贈る場合は、個包装、常温保存、日持ち、アレルギー表示がわかりやすいものを選びます。

相手の人数がわからない場合は、少人数向けの高級品より、部署内で分けやすい品の方が扱いやすいことがあります。

高額品・現金・商品券に注意する

高額品、現金、商品券は、相手の社内規程に触れる可能性があります。特に、契約前、入札前後、取引先の選定・発注に関わる相手への贈答は、相手が受け取れない場合があります。

「いつもお世話になっているから」という理由でも、相手の立場によっては負担になります。品物を選ぶ前に、自社の規程と相手先のルールを確認します。

無難に選びやすい品

  • 日持ちする個包装の菓子
  • 常温保存できる飲料
  • 部署で分けやすい食品
  • 会社名やロゴが強すぎない実用品
  • 相手の負担にならない価格帯の品

迷ったときは、相手個人ではなく「部署やチームで受け取れる品」を選ぶと失敗しにくくなります。

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最後に確認

  • 縁起や意味合いで誤解されやすい品を避ける
  • 食品は日持ち・個包装・アレルギー表示を確認する
  • 高額品や商品券を避ける
  • 相手の部署で分けやすい品を選ぶ
  • 自社と相手先の規程を確認する
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