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安否確認

web171(災害用伝言板)の使い方|登録・確認手順と災害用伝言ダイヤルとの違い

更新 2026年4月10日

災害時に家族の安否を確認する方法として、電話による「災害用伝言ダイヤル171」はよく知られています。しかし、スマホが当たり前の今、Web版の「web171(災害用伝言板)」の方がスムーズに使えるケースが多い。

web171は、スマートフォンやパソコンのブラウザから、テキストで安否メッセージを登録・確認できるサービスです。電話と違い、回線が混雑していても比較的つながりやすいのが大きなメリットです。

web171(災害用伝言板)とは?
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災害用伝言ダイヤル171との違い
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災害時の安否確認手段には、電話版の「171」とWeb版の「web171」があります。

項目災害用伝言ダイヤル171web171
利用手段固定電話・携帯電話スマートフォン・PC・タブレット
メッセージ形式音声(30秒以内の録音)テキスト(100文字以内の文字入力)
登録方法電話番号を入力して録音電話番号を入力してテキスト入力
確認方法電話番号を入力して再生電話番号を入力して画面で確認
回線の混雑電話回線が混雑すると使いにくいインターネット回線を利用するため比較的つながりやすい
登録件数1つの電話番号に最大20件1つの電話番号に最大20件
保存期間最大6か月最大6か月
URLなし(電話で171に発信)https://www.web171.jp/

web171のメリット:

  • テキストなので、正確な情報を伝えやすい(「怪我なし、○○小学校に避難中」等)
  • 電話回線が混雑していてもインターネット経由で使える
  • 画面で確認できるので、聞き逃しがない
  • 複数人の安否を一度に確認できる

web171が使えるようになる条件
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web171は通常時はアクセスできません。災害が発生し、NTT東日本・NTT西日本が開設を決定した場合に利用可能になります。

開設の条件:

  • 震度6弱以上の地震が発生した場合に原則として提供開始
  • 震度5弱以下の地震や噴火などその他の災害の場合は、通信状況を踏まえてNTT東日本・NTT西日本が提供開始を判断
  • 登録された伝言は最大6か月間保存される

過去の大規模災害ではほぼ毎回開設されています。

各キャリアの災害用伝言板との違い
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web171とは別に、各携帯キャリアも独自の「災害用伝言板」を提供しています。

サービス名提供元利用方法
web171NTT東日本・西日本https://www.web171.jp/
災害用伝言板NTTドコモ開設時にdメニュー上部に「災害用安否確認」が表示されアクセス可能(災害用キットアプリからも利用可)
災害用伝言板au(KDDI)My auアプリまたは+メッセージ「au災害対策」公式アカウントからアクセス(旧「au災害対策アプリ」は2023年3月にサポート終了)
災害用伝言板ソフトバンク専用サイトまたは「災害用伝言板」アプリからアクセス
災害用伝言板楽天モバイル専用サイトまたはmy楽天モバイルアプリからアクセス

各キャリアの災害用伝言板とweb171は相互に連携しており、キャリアの伝言板に登録されたメッセージはweb171からも確認できます(逆も同様)。

家族で統一する場合は、キャリアに関係なく使えるweb171をメインにするのがおすすめです。

web171の使い方【登録編】
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web171にアクセスする方法
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アクセスURL: https://www.web171.jp/

スマートフォンのブラウザ(Safari・Chrome等)でこのURLにアクセスします。

事前準備として推奨すること:

  • ブラウザのブックマークに「web171.jp」を登録しておく
  • ホーム画面にショートカットを追加しておく

災害時に慌ててURLを検索するのは時間のロスになります。ブックマークしておくだけで、アクセスまでの時間を大幅に短縮できます。

安否メッセージの登録手順
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ステップ1: web171にアクセスし、「登録」ボタンをタップ

ステップ2: 自分の電話番号を入力

  • 固定電話番号または携帯電話番号を入力
  • 家族が検索する時にこの番号を使うので、家族に伝えてある番号を使うのが重要

ステップ3: 安否情報を入力

  • 状態を選択:「無事です」「被害があります」「避難所にいます」「自宅にいます」等
  • コメントを入力(100文字以内):避難場所の名前、怪我の有無、連絡先など具体的な情報を記入

ステップ4: 「登録」ボタンをタップして送信

登録は1つの電話番号につき最大20件まで可能です。状況が変わったら(避難所が変わった場合等)新しいメッセージを追加で登録してください。

テキスト入力のコツ
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100文字以内という制限があるため、効率的に情報を伝える工夫が必要です。

入力例:

  • 「無事。怪我なし。○○小学校に避難中。水・食料あり。充電残り少ない」
  • 「自宅2階で在宅避難中。建物に被害あるが安全。水道止まっている」
  • 「避難所変更。○○中学校→○○公民館に移動。全員無事」

ポイント:

  • まず「無事かどうか」を最初に書く
  • 「どこにいるか」を具体的に書く
  • 怪我の有無を書く
  • 連絡が取れる手段があれば書く

web171の使い方【確認編】
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家族の安否を確認する手順
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ステップ1: web171にアクセスし、「確認」ボタンをタップ

ステップ2: 安否を確認したい人の電話番号を入力

  • 相手の携帯電話番号または固定電話番号を入力

ステップ3: 登録されたメッセージが一覧表示される

  • 登録日時とメッセージ内容が表示される
  • 最新のメッセージから順に表示される

メッセージが登録されていない場合は「伝言はありません」と表示されます。相手がまだ登録していない可能性があるため、時間を置いて再確認してください。

電話番号で検索する方法
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web171での安否確認は、すべて「電話番号」をキーにして行います。

家族で事前に決めておくこと:

  • web171に登録する電話番号を統一する(「お父さんの携帯番号で登録する」等)
  • 家族全員がその番号を覚えている(スマホに登録しているだけでなく、紙にもメモ)
  • 自宅の固定電話番号を使う方法も有効(家族全員が共通で知っている番号)

web171を使った安否確認訓練のやり方
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毎月1日・15日の体験利用方法
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web171は、毎月1日と15日、およびお正月(1月1日〜3日)、防災週間(8月30日〜9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日〜21日)に体験利用が可能です。

体験利用の手順:

  1. 体験利用日にweb171(https://www.web171.jp/)にアクセス
  2. 「登録」から自分の電話番号でメッセージを登録する
  3. 家族に「確認」から自分の電話番号を検索してもらう
  4. 家族のメッセージも同様に確認する

災害用伝言ダイヤル171(電話版)との同時体験もおすすめ:

  • 171で音声メッセージを録音し、web171でテキストメッセージを登録する
  • 両方を使い分ける練習をしておくと、災害時にどちらか一方が使えなくても対応できる

家族で決めておくルール
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安否確認を確実に行うために、事前に家族でルールを決めておきましょう。

決めておくべきルール:

  1. 登録する電話番号:「お父さんの携帯番号」のように統一する
  2. 登録するタイミング:「地震が収まったらまず登録する」
  3. 確認するタイミング:「登録したら30分後に確認する」
  4. メッセージの書き方:「場所、怪我の有無、今後の予定」の順で書く
  5. 代替手段:web171がつながらない場合はLINEの安否確認機能を使う

これらのルールを、家族全員が見える場所(冷蔵庫に貼る、防災リュックに入れる等)にメモしておきましょう。

災害時の安否確認手段まとめ
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web171 + 災害伝言ダイヤル171 + LINE + SNS
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災害時の安否確認は、一つの手段に頼らず、複数を組み合わせることが大切です。

手段メリットデメリット
web171テキストで正確に伝わる災害時のみ利用可能
災害伝言ダイヤル171固定電話からも使える回線混雑時はつながりにくい
LINE普段使い慣れているネット接続が必要
X(旧Twitter)不特定多数への発信が可能個人の安否確認には不向き
Googleパーソンファインダー大規模災害時に開設認知度が低い

複数の手段を組み合わせる重要性
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東日本大震災では、電話回線の輻輳により電話がほとんどつながらない状態が数日続きました。一方で、インターネット(特にSNS)は比較的つながりやすかったという事実があります。

おすすめの安否確認フロー:

  1. まずweb171に安否メッセージを登録する
  2. 同時にLINEで家族グループに安否を送信する
  3. 電話がつながるようなら災害用伝言ダイヤル171にも録音する
  4. すべてがつながらない場合は、避難所の掲示板に安否情報を書く

「どれか一つは伝わる」状態を作ることが、安否確認の鉄則です。

よくある質問(FAQ)
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Q. web171は普段の日にアクセスできますか?

A. 災害が発生していない通常時はアクセスしても利用できません。ただし、毎月1日と15日、および特定の防災関連期間に体験利用が可能です。

Q. 海外から家族の安否を確認できますか?

A. はい、海外からもインターネットに接続できればweb171にアクセスして安否を確認できます。海外にいる家族がいる場合は、web171の使い方を事前に共有しておきましょう。

Q. 災害用伝言ダイヤル171で録音したメッセージは、web171で確認できますか?

A. web171と災害用伝言ダイヤル171は相互に連携しています。171で録音された音声メッセージはweb171で音声ファイルとして再生して確認できます。また、web171に登録されたテキスト伝言は音声に変換され、171(電話)からも再生して聞くことができます。

Q. 電話番号を覚えていない場合はどうすればいいですか?

A. web171は電話番号をキーにして検索するため、番号が分からないと利用できません。主な家族の電話番号を紙にメモして、財布や防災リュックに入れておくことを強くおすすめします。スマホの電池が切れると、連絡先が見られなくなります。

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