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防災ラジオおすすめ10選を徹底比較|手回し・ソーラー・多機能モデルの選び方

更新 2026年4月18日

※この記事にはプロモーションが含まれています

災害時、最も頼りになる情報源は何だと思いますか? SNS? テレビ? 実は「ラジオ」なんです。

2024年の能登半島地震でも、停電でテレビが映らない中、ラジオだけが情報を届け続けました。スマホは基地局がダウンすれば通信不能になりますし、バッテリーも限りがある。その点、ラジオは電波さえ届けば確実に動作します。

私は防災士として様々な防災ラジオを購入・検証してきましたが、製品によって性能差が本当に大きい。「防災ラジオなんてどれも同じでしょ?」と思っていると、いざという時に後悔します。

防災ラジオが必要な理由
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スマホが使えなくなるシナリオ
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「スマホがあればラジオはいらない」という声をよく聞きます。でも、それは平時の感覚です。

大規模災害時にスマホが使えなくなるパターンは複数あります。

  • 基地局のダウン: 震度6以上の地震では広範囲で携帯基地局が停止。2024年の能登半島地震では、ピーク時に4社合計で最大約840局が停波しました(総務省発表)
  • 回線の輻輳: 基地局が生きていても、アクセスが集中して繋がらない状態に
  • バッテリー切れ: 停電が長引くとモバイルバッテリーにも限界がある
  • 通信規制: 災害時には通話・データ通信ともに制限がかかる場合がある

つまり、電力と通信回線の両方に依存するスマホは、大規模災害には脆弱なんです。

ラジオが最も信頼できる情報源
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ラジオの強みは、受信するだけなら電力消費が極めて少ないこと。AM放送なら単3電池2本で100時間以上受信できる製品もあります。

また、NHKのラジオ第1放送は非常時に24時間体制で災害情報を放送します。自治体の避難指示、ライフラインの復旧状況、給水場所の案内など、生活に直結する情報がリアルタイムで流れます。

さらに2014年以降に整備が進んだワイドFM(FM補完放送) により、AM放送がFMでも聴けるようになりました。ビルの中など、従来AMが入りにくかった場所でも受信しやすくなっています。防災ラジオを選ぶ際は、このワイドFM対応かどうかが重要なチェックポイントです。

防災ラジオの選び方
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電源方式(手回し・ソーラー・乾電池・USB)
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防災ラジオの電源方式は大きく4種類。それぞれメリット・デメリットがあります。

電源方式メリットデメリット
手回し充電電池不要で確実疲れる、短時間しか持たない
ソーラー充電電池不要、放置で充電天候に左右される、充電に時間がかかる
乾電池交換が簡単、長時間使用可電池の備蓄が必要
USB充電(内蔵バッテリー)事前にフル充電できるバッテリー劣化のリスク

筆者のおすすめは、複数の電源方式に対応したモデル。手回し + USB + 乾電池の3WAYなら、どんな状況でも対応できます。

手回し充電は「1分間で約15〜20分ラジオが聴ける」くらいが相場。正直、1分間ずっと回し続けるのはそこそこ疲れます。私は検証のために10分間回し続けたことがありますが、握力がなくなりました。あくまで非常手段と考え、乾電池やUSB充電を主力にすることをおすすめします。

付加機能(ライト・充電・サイレン・ワイドFM)
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防災ラジオには、ラジオ以外の機能が搭載されているモデルが多いです。

あると便利な機能

  • LEDライト: 懐中電灯代わり。停電時に手元を照らせる
  • スマホ充電: 手回しやソーラーでスマホに充電できる(ただし実用性は低め)
  • ワイドFM対応: AM放送がFMでも聴ける。受信環境が改善する
  • サイレン・SOSアラーム: 救助を求める時に使える

あっても使いにくい機能

  • 手回しでのスマホ充電: 30分回してもスマホのバッテリー1〜3%程度。実用的とは言い難い
  • テレビ音声受信: 地デジ移行後はほぼ使えない(ワンセグ音声対応なら別)
  • 録音機能: 防災用途では優先度が低い

多機能であればあるほど良いわけではなく、機能が増えると操作が複雑になり、本体サイズも大きくなる。「シンプルで確実に動く」ことが防災ラジオの最優先事項です。

おすすめ防災ラジオ10選比較
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多機能モデルTOP3
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1. ソニー ICF-B300 参考価格: 約14,700円〜(ソニーストア希望小売価格16,500円)

防災ラジオの定番中の定番。手回し充電 + ソーラー充電 + USB充電 + 単3乾電池の4WAY電源。ワイドFM対応、LEDライト付き。スマホへの充電にも対応。2022年8月発売の現行モデル。

筆者が最も信頼している1台です。受信感度が非常に高く、鉄筋コンクリートの室内でもAM放送をクリアに受信できました。手回し充電のハンドルもしっかりした作りで、長時間回しても壊れる気配がない。

気になる点は価格。1万5千円前後と防災ラジオの中では高価な部類に入りますが、ソニーの品質と信頼性を考えれば納得。5年以上使うことを考えたら十分元が取れます。

2. パナソニック RF-TJ20 参考価格: 約5,500円

手回し充電 + 内蔵充電池 + 単4乾電池(×3本)の3WAY電源。コンパクトで持ち運びやすい。ワイドFM対応。2016年4月発売のロングセラーモデル。

ソニーに比べると受信感度はやや劣りますが、普段使いには十分。サイズが小さいので防災リュックに入れやすいのが魅力です。LEDライト・サイレン機能も搭載。1分間の手回し充電で約14分使用できます。

短所は、USB経由でのスマホへの充電ができないこと。手回し充電で携帯電話への給電は可能ですが、実用性は低いため、モバイルバッテリーを別途用意することを推奨します。

3. 東芝 TY-JKR6 参考価格: 約8,800円

手回し充電 + USB充電の2WAY。防水・防塵仕様(IP54等級相当)が特徴で、雨の中でも使えます。ワイドFM対応。スマホ充電・SOSサイレン・LEDライト(スポット/ソフトの2モード)搭載。2021年発売。

防水・防塵性能はこのクラスでは珍しく、屋外での使用を想定するなら有力な選択肢。筆者が水をかけながら使ってみても問題なく動作しました。

ただしスピーカーの音質は3製品の中で最も劣る印象。音がこもりがちで、聞き取りづらい場面がありました。

コスパモデルTOP3
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4. オーム電機 RAD-H245N 参考価格: 約2,200円

単3乾電池×2本で動作するシンプルなAM/FM(ワイドFM対応)ラジオ。手回し充電はなし。

「とりあえず安く防災ラジオを備えたい」という方にはベストな選択肢。余計な機能がない分、操作が簡単で壊れにくい。電池寿命はAM受信スピーカー使用時で約280時間、イヤホン使用時なら約480時間と驚異的なスタミナ。

短所は手回し充電がないので乾電池の備蓄が必須なこと。単3電池を6〜8本程度ストックしておきましょう。

5. Greeshow 防災ラジオ(GS-297等) 参考価格: 約3,000〜4,000円

手回し + ソーラー + USB + 乾電池の4WAY電源。LEDライト、SOSアラーム、スマホ充電機能付き。AM/FM/SW(短波)対応でワイドFM対応(FM 76〜108MHz)。日本防災安全協会認証品。

この価格で4WAY電源なのは驚き。ラジオ受信と手回し充電については実用レベルで、コスパ重視なら候補に入ります。モデルチェンジが頻繁なため、購入時はAmazon等で最新モデルを確認してください。

ただし作りはやや安っぽく、ハンドル周辺のプラスチックが頼りない。日本メーカー品と比べると耐久性に不安が残ります。

6. アイリスオーヤマ JTL-29 参考価格: 約2,800円

手回し + ソーラー + USB充電の3WAY。LEDライト(80lm)・SOSサイレン機能付き。シンプルなデザインで操作がわかりやすい。内蔵リチウムイオン電池2,850mAh。スマホへのUSB給電にも対応。防滴性能IPX3。

国内メーカーの安心感がありつつ、価格は控えめ。受信感度は中程度で、窓際なら問題なく使えます。

気になるのはバッテリー容量がやや小さいこと。フル充電でも連続受信は8時間程度。乾電池非対応なので、USB充電環境がなくなると手回し・ソーラー頼みになります。

コンパクトモデルTOP3
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7. ソニー ICF-R354M 参考価格: 約7,500円

名刺サイズの超コンパクトラジオ。単4乾電池×1本で最大約72時間受信。ワイドFM対応。片耳巻き取り式イヤホン内蔵。PLLシンセサイザー方式で選局が安定。2015年発売。

防災ポーチに入れるならこれ一択と言ってもいいサイズ感。スーツの胸ポケットにも入ります。受信感度も良好で、ソニーらしい高品質。

短所はLEDライトやスマホ充電などの付加機能がないこと。純粋にラジオとしての性能に特化した製品です。

8. パナソニック RF-ND180RA 参考価格: 約4,800円

ポケットサイズのFM/AMラジオ。巻取り式イヤホン内蔵で、周囲に音を出さず聴ける。2010年発売の旧型モデルで、ワイドFM(FM補完放送)には非対応。現在もヨドバシ等で流通していますが、新規購入するならワイドFM対応の後継モデルを検討してください。

避難所でラジオを聴く場合、スピーカーだと周囲の迷惑になることがあります。イヤホン内蔵モデルなら、その心配なし。電池持ちも良好。

気になるのは、ワイドFM非対応のため2028年以降のAM停波後はAM局をFMで受信できないこと。また巻取り式イヤホンのコード耐久性も課題です。何度も出し入れすると断線リスクがあります。

9. エルパ ER-C57WR 参考価格: 約2,500円

FM/AM/短波(SW)/長波(LW)/エアバンド(AIR)受信対応のワールドラジオ。単3乾電池×2本またはACアダプター使用。デジタルチューニング(各バンド最大100局プリセット)で選局が簡単。ワイドFM対応(FM 76〜108MHz)。

防災用途はもちろん、短波やエアバンドまで聴けるので情報収集の幅が広い。デジタルチューニングのため操作が直感的で、手元が暗い状況でも扱いやすいバックライト付き液晶を搭載。

スピーカー音質はサイズ相応で、聞き取りにくい場面も。イヤホン使用を前提にした方が快適です。

10. AudioComm RAD-P145N 参考価格: 約1,300円

最安クラスの乾電池式ポケットラジオ。AM/FM対応。

「予備として1台持っておきたい」という用途に最適。各部屋に1つずつ置いておく、車のダッシュボードに入れておく、といった使い方ができるコスト感。

性能は値段相応ですが、ラジオとしての基本機能は問題なし。

比較表とスペック一覧
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価格・電源・機能の比較表
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製品価格目安電源方式ワイドFMライトスマホ充電重量
ソニー ICF-B300約14,700円〜手回し/ソーラー/USB/乾電池約376g
パナソニック RF-TJ205,500円手回し/内蔵充電池/乾電池△※1約288g
東芝 TY-JKR6約8,800円手回し/USB約269g
オーム電機 RAD-H245N2,200円乾電池××約155g
Greeshow(GS-297等)3,000〜4,000円4WAY約310g
アイリスオーヤマ JTL-292,800円手回し/ソーラー/USB約300g
ソニー ICF-R354M7,500円乾電池××約72g
パナソニック RF-ND180RA4,800円乾電池×※2××約98g
エルパ ER-C57WR2,500円乾電池/AC××
AudioComm RAD-P145N1,300円乾電池要確認××約85g

※1 RF-TJ20は手回しで携帯電話へ給電可能だが実用性は低い ※2 RF-ND180RAは2010年発売の旧型でワイドFM非対応。2028年AM停波後に影響が出る可能性あり

総合おすすめランキング
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とにかく安心の1台 → ソニー ICF-B300 予算に余裕があるなら、これを選んでおけば間違いありません。4WAY電源で、どんな災害シナリオにも対応できます。

コスパ重視 → オーム電機 RAD-H245N 乾電池さえあればAMスピーカー使用で280時間以上動く安心感。2,200円なら気軽に買える。

持ち運び重視 → ソニー ICF-R354M 防災ポーチに入れて毎日持ち歩くならこのサイズ感。

まとめ|目的別おすすめ防災ラジオ
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防災ラジオ選びで最も大切なのは、「自分が実際に使うシーン」をイメージすること。

自宅避難がメインなら多機能モデル、持ち歩くならコンパクトモデル、とりあえず備えたいならコスパモデル。目的がハッキリすれば、選ぶべき1台は自然と決まります。

私自身は自宅にソニー ICF-B300、防災ポーチにオーム電機のコンパクトラジオという2台体制。防災ラジオは「1台あれば安心」ですが、余裕があれば自宅用と持ち出し用の2台あるとさらに安心です。

まだ防災ラジオを持っていないなら、予算に合わせて1台、今すぐ備えてください。スマホが使えなくなった時、ラジオが「唯一の情報の窓」になります。

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