「今、停電してるのはうちだけ?いつ復旧するの?」
突然の停電。まず知りたいのは「停電の範囲」と「復旧の見込み」です。
各電力会社は、停電情報をリアルタイムで公開しています。しかし、停電中はネットにつながりにくいこともあり、事前にどこで情報を確認できるかを把握しておくことが重要です。
停電のリアルタイム情報はどこで確認するか#
東京電力・中部電力など各社の停電情報サイト#
各電力会社は、自社のWebサイトで停電情報をリアルタイムに公開しています。
主要電力会社の停電情報サイト:
| 電力会社 | 管轄エリア | 停電情報URL |
|---|---|---|
| 北海道電力ネットワーク | 北海道 | https://teiden-info.hepco.co.jp/ |
| 東北電力ネットワーク | 東北6県+新潟 | https://nw.tohoku-epco.co.jp/teideninfo/ |
| 東京電力パワーグリッド | 関東+山梨+静岡一部 | https://teideninfo.tepco.co.jp/ |
| 中部電力パワーグリッド | 中部5県 | https://teiden.powergrid.chuden.co.jp/ |
| 北陸電力送配電 | 北陸3県 | https://www.rikuden.co.jp/nw/teiden/otj010.html |
| 関西電力送配電 | 近畿2府4県ほか | https://www.kansai-td.co.jp/teiden-info/ |
| 中国電力ネットワーク | 中国5県 | https://www.teideninfo.energia.co.jp/ |
| 四国電力送配電 | 四国4県 | https://www.yonden.co.jp/nw/teiden-info/ |
| 九州電力送配電 | 九州7県 | https://www.kyuden.co.jp/redirect_td_info_teiden |
| 沖縄電力 | 沖縄県 | https://www.okidenmail.jp/bosai/info/ |
各サイトでは、市区町村単位で停電発生状況、停電戸数、復旧見込み時間が確認できます。
電気事業連合会が全社のリンクをまとめたページ(https://www.fepc.or.jp/sp/bousai/link.html)もブックマークに便利です。
スマホアプリ・SNSでの確認方法#
Webサイト以外にも、停電情報を確認する手段があります。
アプリでの確認:
- 各電力会社の公式アプリ(プッシュ通知対応のものもある)
- Yahoo!防災速報(断水・停電などのライフライン情報も配信)
- TEPCO速報(東京電力管内向け。関東1都8県+山梨・静岡一部対応。停電地図・プッシュ通知機能あり)
Webで一括確認:
- Yahoo!天気・災害「停電情報」ページ(https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/poweroutage/)で全国の停電情報を都道府県別に確認できる
SNSでの確認:
- 各電力会社のX(旧Twitter)公式アカウント(東京電力PG: @TEPCOPG、中部電力PG: @ChudenPowergrid、関西電力送配電: @KANDEN_souhai など)
- 電気事業連合会停電・災害情報: @denjiren_saigai
- 自治体の公式SNSアカウント
注意点: SNSでは不正確な情報が拡散されるリスクがあります。停電情報は必ず電力会社の公式サイトまたは公式SNSで確認してください。
停電中にWebサイトにアクセスできない場合:
- スマホのモバイル回線で確認(WiFiルーターが停電で止まっている場合)
- 電力会社のコールセンターに電話
- 携帯ラジオで地域の情報を確認
千葉県で停電が多い理由と過去の事例#
台風15号(2019年)の教訓と復旧の遅さの背景#
2019年9月の台風15号(令和元年房総半島台風)は、千葉県に甚大な停電被害をもたらしました。
被害の概要:
- 最大停電戸数:約93万戸(関東全域、うち約7割が千葉県)
- ほぼ復旧まで:約12日(一部地域はさらに長期化)
- 電柱の損壊:約2,000本(1,996本)
- 鉄塔の倒壊:2基
復旧が遅れた理由:
- 倒木が道路をふさぎ、作業車両がアクセスできなかった
- 電柱の損壊が広範囲で、復旧作業が追いつかなかった
- 被害状況の把握自体に時間がかかった
- 東京電力の初期の復旧見込みが甘く、情報の混乱が生じた
この台風を教訓に、電力会社は電柱の強度向上、電線の地中化、復旧見込み情報の発信改善などの対策を進めています。
送電網の特性と復旧に時間がかかる要因#
千葉県で停電が長引きやすい構造的な理由があります。
千葉県の電力インフラの特徴:
- 半島状の地形で、送電路が限られている
- 農村部・山間部は電柱密度が低く、倒壊時の影響範囲が広い
- 台風の直撃コースに位置しやすい(東京湾から太平洋沿岸)
一般的に停電復旧に時間がかかるケース:
- 電柱の倒壊・損壊(新しい電柱の設置が必要)
- 鉄塔の損壊(大規模な工事が必要)
- 倒木・土砂崩れで作業車両がアクセスできない
- 広域停電で復旧作業員が不足
地域別の停電情報確認方法#
各電力会社の停電情報ページ一覧#
停電情報ページは、電力会社のトップページからアクセスできます。事前にブックマークしておくことを推奨します。
ブックマークしておくべきページ:
お住まいの地域を管轄する電力会社の「停電情報」ページをブックマークしてください。各社のURLは本記事上部の表を参照するか、電気事業連合会のリンク集(https://www.fepc.or.jp/sp/bousai/link.html)からまとめてアクセスできます。
停電マップの見方と使い方#
各電力会社の停電情報ページには「停電マップ」が用意されています。
停電マップの見方:
- 地図上に停電発生エリアが色付きで表示される
- クリック(タップ)すると、停電戸数と復旧見込みが表示される
- 一部のマップでは、停電原因も表示される
効果的な使い方:
- まず自分の住所付近を拡大表示
- 停電戸数と復旧見込み時間を確認
- 周辺地域の停電状況も確認(復旧作業の進捗の参考になる)
停電の主な原因と復旧見通しの確認方法#
設備故障・落雷・台風・需給逼迫の種類別#
停電の原因によって、復旧にかかる時間は大きく異なります。
| 停電の原因 | 復旧目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 設備故障(変圧器・電柱) | 数時間〜半日 | 局所的。復旧は比較的早い |
| 落雷 | 数分〜数時間 | 短時間で復旧することが多い |
| 台風・暴風 | 数時間〜数日 | 広範囲。被害規模による |
| 大雪・着雪 | 数時間〜数日 | 除雪作業が必要 |
| 地震 | 数時間〜数週間 | インフラ損壊の規模による |
| 需給逼迫(計画停電) | 数時間(計画通り) | 事前に告知される |
落雷による停電は、自動復旧装置が作動して短時間で復旧するケースが多い。一方、台風や地震による物理的な設備損壊を伴う停電は、復旧に長時間を要します。
復旧見通し情報の確認先#
電力会社の停電情報ページ:
- 停電発生後、復旧見込み時間が随時更新される
- 大規模停電時は、1時間ごとに情報が更新されるケースが多い
電力会社のコールセンター:
- 停電情報ページにアクセスできない場合の代替手段
- 混雑時はつながりにくいため、Webページでの確認を優先
自治体の防災情報:
- 大規模停電時は、自治体が独自に停電状況と支援情報を発信
- 避難所の開設情報、給水所の案内など
まとめ|停電時の情報収集チェックリスト#
事前に準備しておくこと:
- お住まいの地域の電力会社の停電情報ページをブックマークする(URLは本記事の表を参照)
- Yahoo!天気・災害の停電情報ページ(https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/poweroutage/)をブックマークする
- 電力会社の公式アプリをインストールする(通知対応のもの)
- Yahoo!防災速報アプリをインストールする
- 携帯ラジオと乾電池を備えておく
停電が発生したら:
- ブレーカーを確認する(自宅だけの停電かどうか)
- 電力会社の停電情報ページで停電範囲と復旧見込みを確認
- 冷蔵庫はできるだけ開けない(保冷時間を延ばすため)
- ポータブル電源や懐中電灯で最低限の電力を確保
- 復旧見込みが長い場合は、スマホの省電力モードに切り替え
長時間停電への備え:
- ポータブル電源を満充電にしておく
- モバイルバッテリーを複数確保する
- カセットコンロとガスボンベを備蓄する
- 季節に応じた暑さ・寒さ対策を準備する
停電は台風・地震・落雷など、さまざまな原因で発生します。「停電したらどこで情報を得るか」を事前に決めておくだけで、停電時の不安は大幅に軽減されます。



