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防災グッズ

防災頭巾カバー 背もたれ型の作り方|型紙あり・初心者でもできる手順を全解説

更新 2026年4月10日

「防災頭巾カバーの背もたれ型を手作りしたい」。入学準備の時期に、こんな悩みを抱える保護者は毎年たくさんいます。

手作り指定の学校があったり、「市販品にちょうどいいサイズがない」「子どもの好きな柄で作ってあげたい」という理由で手作りを選ぶ方も多いです。

筆者も子どもの入学時に背もたれ型の防災頭巾カバーを手作りした経験があります。裁縫は得意ではありませんでしたが、手順さえ押さえておけば半日で完成しました。

背もたれ型防災頭巾カバーとは
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座布団型との違いと使い方
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背もたれ型防災頭巾カバーは、椅子の背もたれにポケット状にかぶせるタイプです。防災頭巾を内部に収納し、普段は背もたれカバーとして機能します。

座布団型は椅子の座面に敷くタイプで、構造が異なります。関東では背もたれ型が主流、関西では座布団型が多い傾向があります。学校の指定がどちらか、購入前に必ず確認してください。

小学校で背もたれ型が主流な理由
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背もたれ型が選ばれる理由は「衛生面」と「取り出しやすさ」です。座布団型はお尻で踏むため汚れやすく、背もたれ型は比較的きれいに保てます。また、座ったまま後ろに手を伸ばして取り出せるため、地震時の初動がスムーズです。

サイズの標準と学校指定の確認方法
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背もたれ型カバーを作るには、2つのサイズ情報が必要です。

  1. お持ちの防災頭巾のサイズ(縦×横を実測)
  2. 学校の椅子の背もたれの幅と高さ(入学説明会の資料 or 学校に問い合わせ)

一般的な小学校の椅子の背もたれは、JIS規格(JIS S1021)では幅34〜36cm(340〜360mm)程度です。高さは製品によって異なります。

作り方の前に揃える材料と道具
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布地の選び方(キルティング・オックス・コットン)
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布地特徴おすすめ度
オックス中厚地でしっかり。背もたれ型に最適
キルティング厚手でクッション性あり。やや厚すぎることも
コットン(シーチング)薄手で扱いやすい。裏地を付けると良い
ツイルしっかりした綾織り。やや縫いにくい

筆者のおすすめはオックス生地です。適度な厚みで縫いやすく、耐久性も十分。手芸店やネット通販で110cm幅が50cmあたり500〜800円で購入できます。

柄選びの注意:学校でデザイン制限がある場合は無地や控えめな柄を。キャラクター柄禁止の学校もあります。

必要な量の計算方法
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防災頭巾サイズ32×50cm(大きめ)を前提とした場合の必要量です。

布地:110cm幅 × 130cm(縦119cm+余裕分) マジックテープ:幅2.5cm × 長さ20cm ゴムテープ:2.5cm幅 × 約60cm ミシン糸:布地に合わせた色 名前タグ(学校指定がある場合)

布のサイズ計算式:

  • 横幅 = 防災頭巾の横幅 + 縫い代3cm = 35cm
  • 縦の長さ = (防災頭巾の縦幅 + 縫い代2cm)× 2 + フラップ15cm = 119cm

お手持ちの防災頭巾サイズが異なる場合は、この計算式で調整してください。

道具一覧(ミシン・定規・まち針・アイロン)
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  • □ ミシン(手縫いでも可)
  • □ ミシン糸 + ボビン
  • □ まち針
  • □ チャコペン
  • □ 定規(50cm以上のもの)
  • □ 裁ちばさみ(布用)
  • □ アイロン + アイロン台
  • □ リッパー(縫い直し用にあると安心)

背もたれ型防災頭巾カバーの作り方【全工程】
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1. 型紙の作成(サイズ別の展開図)
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新聞紙や模造紙に、以下の寸法で型紙を描きます。

本体:横35cm × 縦119cm の長方形1枚

これは1枚の布を折り返して袋状にする構造です。

内訳:

  • 下端から52cm → ポケット前面
  • 52cm〜104cm → ポケット背面
  • 104cm〜119cm → フラップ(ふた)部分

サイズ別一覧

防災頭巾サイズ布の横幅布の縦の長さ
28×42cm(Mサイズ標準)31cm103cm
30×46cm33cm111cm
32×50cm35cm119cm
34×52cm(大きめ)37cm123cm

2. 布の裁断
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型紙を布の上に置き、チャコペンで線を引いてカットします。

裁断のポイント

  • 柄に方向がある場合(上下がある柄)は、向きに注意
  • 布目は縦方向(セルビッジに平行)に合わせる
  • 裁断前にアイロンでしわを伸ばしておく
  • 少し大きめにカットし、後から正確なサイズに切りそろえる方が失敗しにくい

3. ポケット部分の縫い方
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まず布の上端と下端を始末します。

手順

  1. 布の上端(フラップの先端になる部分)を1cm折り返してアイロンで押さえる
  2. さらに1cm折り返して三つ折りにし、アイロンで固定
  3. 三つ折り部分をミシンで端から2mmの位置で縫う
  4. 布の下端(ポケットの底になる部分)も同様に三つ折り始末する

4. 本体の縫い合わせ
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ここがメインの工程です。

手順

  1. 布の表面を内側にして(中表にして)半分に折る。下端から52cmの位置で折り返す
  2. 左右の端を縫い代1.5cmでミシン縫いする
  3. 縫い代をアイロンで開く(割る)

この時点で、防災頭巾が入るポケットの形ができています。上部にはフラップが残っています。

5. ファスナー・マジックテープの取り付け
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フラップを閉じるためのマジックテープを取り付けます。

手順

  1. フラップの裏側にマジックテープの「ふわふわ面(ループ面)」を縫い付ける。先端から1cmの位置
  2. ポケット本体の表側にマジックテープの「ザラザラ面(フック面)」を縫い付ける
  3. 位置は、フラップを閉じた状態でマーキングしてから縫うと正確に合う
  4. マジックテープは四辺を四角く縫い、対角線にX字で補強すると丈夫

6. 椅子取り付け用ゴムの縫い付け
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背もたれに固定するゴムを取り付けます。

手順

  1. ゴムテープを約30cm × 2本にカット
  2. カバー背面の上部(フラップの根元付近)左右に、ゴムの片端をそれぞれ縫い付ける
  3. ゴムの反対端を背面の下部に縫い付ける

ゴムは背もたれの上下を挟み込むように取り付けます。ゴムの長さは椅子の背もたれの厚みによって変わるので、少し長めにカットして調整するのが安全です。

7. 完成・仕上げ
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  1. 表に返す
  2. 全体にアイロンをかけて形を整える
  3. 名前タグを学校指定の位置に縫い付ける
  4. 実際に防災頭巾を入れてみて、出し入れがスムーズか確認

完成チェックリスト

  • □ 防災頭巾がスムーズに出し入れできる
  • □ マジックテープがしっかり閉まる
  • □ ゴムで椅子の背もたれに固定できる
  • □ 名前が見やすい位置にある
  • □ 糸のほつれや縫い残しがない

手縫いでもできる簡単バージョン
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ミシンなしで作る場合の工程変更点
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ミシンがなくても、手縫いで問題なく作れます。

変更点

  • 直線縫い → 「なみ縫い」または「本返し縫い」で代替
  • 力がかかるゴム取り付け部分・マジックテープ周り → 「本返し縫い」を推奨
  • 縫い目の間隔は3〜4mmを目安に

所要時間の目安

  • ミシン:2〜3時間
  • 手縫い:4〜6時間

手縫いの場合は2日に分けるのがおすすめです。1日目に裁断と端処理、2日目に縫い合わせとゴム取り付け。

手縫いで強度を出すコツ

  • 力のかかる部分は同じ箇所を2回縫う
  • 糸は二本取り(2本の糸を揃えて使う)にする
  • 玉止めは生地の裏側に隠す

よくある質問(FAQ)
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Q. 既製品のカバーを改造するのはアリ? A. アリです。サイズが合わない既製品の側面を縫い縮めたり、ゴムの長さを調整したりできます。一から作るより手間が少なく、裁縫が苦手な方にはおすすめの方法です。

Q. 生地が余った場合の活用法は? A. 同じ生地で給食ナフキンやランチョンマットを作ると、入学準備品に統一感が出ます。上靴袋や体操着袋もお揃いにすると、子どもが自分の持ち物を見分けやすくなります。

Q. 失敗した場合やり直せる? A. リッパーで縫い目を外せばやり直せます。生地を傷つけないよう慎重に。焦らず落ち着いて作業すれば、大きな失敗はまず起きません。

Q. 布地はどこで買うのがおすすめ? A. ユザワヤ、トーカイ、パンドラハウスなどの手芸店で実物を見て選ぶのが安心です。ネット通販なら楽天やAmazonで「オックス生地 入学」と検索すると、子ども向けの柄が豊富に見つかります。

Q. 作った後の洗濯はどうする? A. ネットに入れて洗濯機で洗えます。マジックテープは閉じた状態で洗うと、他の洗濯物に引っかかりません。乾燥機は避け、形を整えて干してください。

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