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防災グッズ

防災リュックは何リットルが正解?1人用・2人用の容量の目安と選び方

更新 2026年4月10日

「防災リュック、何リットルのを買えばいいの?」

シンプルな質問ですが、答えは「人による」としか言えない。身長、体力、家族構成、想定する避難パターンによって、適切な容量は変わるからです。

ただ、目安はあります。私は防災士として年間20回以上の防災講座を開催しており、そのたびに参加者と一緒に「実際に荷物を詰めて背負ってみる」ワークをしています。延べ500人以上のデータから見えてきた「現実的な容量の目安」を、この記事でお伝えします。

防災リュックに必要な容量の考え方
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3日分の中身を全部入れると何リットル必要か
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まず、1人分の3日間持ち出し品を実際に詰めてみた結果をお伝えします。

検証条件:

  • 成人1人分の基本防災グッズ
  • 水500ml × 3本、非常食3食分、簡易トイレ15回分を含む
  • 着替え1セット、衛生用品含む

検証結果:

  • 総重量: 約5.5kg
  • 必要容量: 約22L

内訳として、水(1.5kg)と食料(約0.5kg)だけで2kgを占めます。トイレ用品は見た目以上にかさばり、約3Lの容量を使います。

つまり、「基本的な3日分の持ち出し品」を入れるには、最低20L、余裕を持って25Lが必要という結論です。

「持ち出しリュック」と「在宅備蓄」を分けて考える
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防災リュックの容量で迷う人の多くは、「すべてをリュックに入れようとしている」のが原因です。

防災の備えは2段階に分けて考えてください。

第1段階: 持ち出しリュック(1次持ち出し品) → 避難所まで移動するための最低限のアイテム。重量5〜8kg以内。

第2段階: 在宅備蓄(2次持ち出し品) → 自宅に備蓄しておく長期用の水・食料・トイレ等。収納ボックスやダンボールで保管。

この分け方をすれば、持ち出しリュックは25L前後で十分。「7日分の水と食料」をリュックに入れる必要はありません。7日分は自宅に備蓄し、持ち出しリュックには3日分だけ入れる。この考え方が大前提です。

1人用防災リュックの適切な容量
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大人・子ども・高齢者で変わる推奨リットル数
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対象推奨容量目安重量補足
成人男性25〜30L6〜8kg余裕があれば家族の分も一部担当
成人女性20〜25L4〜6kg軽量化を意識して中身を厳選
小学生(高学年)15〜20L2〜4kg自分の水・食料・トイレのみ
小学生(低学年)10〜15L1〜3kg水1本・お菓子・ライト程度
幼児なし(親が担当)-親のリュックに入れる
高齢者15〜20L3〜5kg体力に合わせて中身を減らす

幼児は自分でリュックを背負えないため、親のリュックに含めます。この場合、親のリュックは30L以上が必要になる可能性があります。体力的に厳しいなら、キャリーカート付きのリュックを検討してください。

高齢者の場合、「持てる重さ」を最優先に考え、中身を絞ることが重要です。水と薬と連絡手段(スマホ + バッテリー)の3つがあれば、最低限の避難は可能。それ以外は家族が分担する前提で計画しましょう。

2人用(カップル・夫婦)の防災リュックの考え方
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1つにまとめる vs 2つに分ける、どちらが正解か
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結論から言うと、2つに分けるのが正解です。

1つにまとめるデメリット:

  • 片方しか取り出せない状況(部屋が別、外出先が別)で全滅する
  • 1人分の荷物として重くなりすぎる(10〜15kg)
  • 背負う人が固定されてしまう

2つに分けるメリット:

  • どちらか一方でも持ち出せれば最低限の備えがある
  • 重量を分散できる
  • それぞれが自分専用のアイテム(薬・メガネ等)を管理できる

ただし、2つに分ける場合でも「完全に独立した2セット」にする必要はありません。共用できるもの(救急セット、工具類)はどちらか一方に入れ、生命に直結するもの(水・食料・トイレ)は両方に入れる。この振り分けが効率的です。

2人分の中身を効率的に振り分ける方法
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リュックA(主に男性が担当):

  • 水500ml × 3本
  • 非常食2食分
  • 簡易トイレ8回分
  • 救急セット(共用)
  • 工具類(マルチツール・ガムテープ)
  • モバイルバッテリー(大容量)

リュックB(主に女性が担当):

  • 水500ml × 3本
  • 非常食2食分
  • 簡易トイレ8回分
  • 衛生用品(共用)
  • 着替え(2人分を圧縮袋で)
  • 女性特有のアイテム(生理用品等)

各自で管理:

  • 常備薬
  • メガネ・コンタクト
  • 身分証のコピー
  • スマホ充電ケーブル

この振り分けなら、1人あたり20〜25Lのリュックで収まります。

リットル別おすすめリュック一覧
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15〜25L(コンパクト派)
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コンパクトで軽量。女性、高齢者、または「必要最低限だけ持ち出す」方に。

  • アイリスオーヤマ 防災リュック BRS-33(約5,000円): コスパ最強。ホイッスル・アルミシート等33点付属
  • モンベル バーサライトパック 20(約6,000円): 超軽量(200g台)。普段使いにも
  • コールマン ウォーカー20(約5,000円): デザイン性と機能性のバランスが良い

25〜40L(本格派)
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しっかり備えたい方、家族の荷物も一部担当する方に。

  • ラピタ SHELTERプレミアム 30L(約10,000円): 防災リュック専用設計。防水ターポリン生地・反射材・ホイッスル付き
  • THE NORTH FACE テルス35(約15,000円): 登山ブランドの信頼性。背面パッドの快適性が抜群
  • 防災防犯ダイレクト 防災リュック35L(約5,000円): 大容量で防水。家族向けセットを入れる用

まとめ|人数・用途別おすすめ容量早見表
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状況おすすめ容量
一人暮らし・最低限の備え20L
一人暮らし・しっかり備え25L
カップル・夫婦(1人あたり)20〜25L
家族(子どもの分も含む親)30L
高齢者15〜20L
通勤・普段使い兼用20〜25L

最後に、講座でいつも伝えていること。「リットル数で迷ったら、実際に中身を詰めてみる」のが一番早い。家にある手持ちのリュックに防災グッズを入れてみて、入りきるか、背負って歩けるかを試してください。それが足りなければ大きいリュックに、重すぎれば中身を減らす。理論よりも体感が、あなたにとっての正解を教えてくれます。

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