お中元のマナー完全ガイド
目次
お中元とは
お中元は、日頃お世話になっている方への感謝を込めた夏の贈り物です。
もともとは先祖の霊を供養する旧暦7月15日(中元)の行事が起源で、供え物を贈り合う習慣が変化したものです。現代では感謝の気持ちを伝える夏のギフトとして定着しています。
贈る時期
地域によって時期が異なります。相手の地域に合わせて準備しましょう。
| 地域 | お中元の時期 | 暑中御見舞 |
|---|---|---|
| 関東・東北 | 7月1日〜15日 | 7月16日〜8月7日頃 |
| 関西・中国・四国 | 7月15日〜8月15日 | 8月16日〜31日 |
| 九州 | 8月1日〜15日 | 8月16日〜31日 |
時期を過ぎた場合は「残暑御見舞」として8月末〜9月上旬頃まで対応できます。
金額の相場
| 相手 | 金額の目安 |
|---|---|
| 一般的な知人・取引先 | 3,000〜5,000円 |
| 上司・特にお世話になった方 | 5,000〜10,000円 |
| 両親・義両親 | 3,000〜10,000円 |
| 仲人(媒酌人) | 5,000円以上 |
お歳暮より少し控えめにする方もいますが、同額でも問題ありません。
おすすめの品物
夏らしい涼感のあるもの、日持ちするものが選ばれやすいです。
食品・飲料
- ビール・飲料セット(夏の定番)
- そうめん(夏の風物詩、日持ちする)
- フルーツ(旬のもの。桃、メロンなど)
- ゼリー・水ようかん(涼しげな見た目)
- アイスクリームギフト(クール便対応)
実用品
- タオルセット
- 洗剤・石鹸セット
のし・表書き
| 時期 | 表書き | 水引 |
|---|---|---|
| お中元の時期内 | 御中元 | 紅白の蝶結び |
| 立秋(8月7日頃)まで | 暑中御見舞 | のし紙なしでも可 |
| 立秋〜8月末 | 残暑御見舞 | のし紙なしでも可 |
「暑中御見舞」「残暑御見舞」は正式には「見舞い」のため、のし紙がなくても問題ないとされています。
受け取ったときのマナー
到着したらすぐに電話またはメッセージでお礼を伝えます。特に生鮮食品(フルーツ、アイスなど)の場合は到着確認の連絡が相手の安心につながります。
お返しは不要ですが、お中元をいただいた場合、翌年のお中元やお歳暮で感謝の気持ちを循環させるのが自然です。
よくある質問
お中元を贈る時期は?
関東は7月初旬〜15日、関西は7月中旬〜8月15日が一般的です。地域によって異なるので注意しましょう。時期を過ぎた場合は「暑中御見舞」「残暑御見舞」として贈ります。
お中元の金額相場は?
3,000〜5,000円が一般的です。特にお世話になった方には5,000〜10,000円程度。仲人・上司など特別な関係の方には5,000円以上が目安です。
お中元をやめたい場合は?
突然やめると失礼になる場合があります。お歳暮のみにする、3年ほどかけて品物の価格を段階的に下げていくなど、徐々に距離をおく方法が無難です。
喪中の場合はどうする?
お中元は季節の挨拶なので、喪中でも贈ることができます。ただし、先方が喪中の場合は四十九日を過ぎてから贈ります。その場合、のしの表書きは「御中元」ではなく「暑中御見舞」または「残暑御見舞」にします。
お中元のお返しは必要?
お中元にはお返しが不要です。到着したら電話やメッセージでお礼を伝えるのがマナーです。お返しをする場合は同程度の品物でなく、「お中元のお礼」として時期をずらして別の機会に感謝を伝える形で十分です。
のし紙の書き方は?
水引は紅白の蝶結び、表書きは「御中元」とします。時期を過ぎた場合は「暑中御見舞」(8月7日頃まで)または「残暑御見舞」(それ以降)と書きます。
お中元を贈る相手の選び方は?
職場の上司、仕事でお世話になっている方、両親・義両親が主な対象です。学校の先生や習い事の先生には贈らないのが一般的です(公務員への贈り物は禁止されていることも)。
初めてお中元を贈る場合のマナーは?
特別なルールはありませんが、一度贈り始めると毎年継続が基本とされています。長くお付き合いが続きそうな相手や、特に感謝を伝えたい方に贈るのが無難です。